リベラルの試金石
2017-10-20


右でも左でもない。イデオロギーに関係ない。

としても、リベラルと保守の違いはあって欲しい。

それは何でしょう?

様々な考え方が有り得るのは当然でしょう。

次に述べるのは、私の考えるリベラルの試金石です。

ひと言でいうと、「声を上げることのできない弱者・少数者の声を代弁すること」です。

 次に、リストを掲げます。必ずしも包括的ではありません。

◎ 民族主義と結びつくファシズム(一国主義・国粋主義)とは、いかようにも相容れないこと。

◎ そこに住む人々を、この国、この地方の構成員として、多様な人々を受け入れること。その受容は心の障壁の撤廃にも及ぶこと。すなわち、それぞれの人の違いを認め合い、その相違に対して寛容であること、そのためのより積極的な施策を含むこと。

○ 文化伝統に関する法規制の緩和により、より一層、個人の自己決定権を尊重すること。

○ 広い意味で消費者主権原則に基づくこと。

○ 環境保護のための予防原則に立脚すること。


 これらの要素について、保守主義を標榜する人達も、一顧だにしないということはむしろ、稀でしょう。しかし、その程度の差こそ重要だと思います。

 以上の諸点については、また今度の機会に、もう少し具体的に触れたいと思います。
[政治]

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プロフィール


職業:大学教員
専門分野:国際関係法・抵触法
専攻:国際取引法及び国際経済法
  簡単に言うと、貿易を行う企業が他国の企業と訴訟を行う場合の法律問題です。また、WTOや経済連携協定の内容、EUのような国家連合、アメリカ合衆国の通商法について興味を持っており、大学で講義をしています。
1959年生まれ

ちなみに、ゲイではありあせん。

同じ筆者のホームページ

「寡黙な国際関係法」(大学の授業用HP)
http://www.geocities.jp/gnmdp323/

「裁判のレトリックと真相」
筆者が原告となった裁判を通じて、裁判制度の問題を扱っています。
http://www.asahi-net.or.jp/~aj9s-fw/index.html


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